人気ブログランキング | 話題のタグを見る

                            香りと共に 微笑みを・・・


by sourires

受け継がれる技

受け継がれる技_e0150559_21374389.jpg

この週末は、歴史に彩られた金澤を堪能し、また感服するひと時を過ごさせて頂きました。
金澤は、知れば知るほど奥深く、魅力溢れる街ですね。
独自の文化を持ち、創造都市と言われる「金澤」について、
これからさらに学ばせて頂ければ・・・と思います。

受け継がれる技_e0150559_201654100.jpg

土曜日は、水引作家の広瀬先生のギャラリーに伺わせて頂きました。
コロンと何とも愛らしいお雛様飾り・・・
お内裏様とお雛様は、仲良く何をお話しているのかな?

受け継がれる技_e0150559_20171237.jpg

ひなの節句に飾られる手毬・・・
美しいグラデーションの花手毬は、はんなりした気持ちにさせてくれました。

受け継がれる技_e0150559_202167.jpg

ティーインストラクターでもある広瀬先生が、
お手製のフルーツケーキと紅茶(ルフナ)でおもてなし下さいました。
水引のトレイが普段の生活に溶け込み、豊かな彩りを添えています。
まさに先生がご提案されている「Wadern STYLE」和(Wa)とモダン(Modern)の融合
新しい「和」を感じる暮らしですね♪

広瀬先生、土曜日は愉しい一日をありがとうございました。
加賀象嵌についてもお話を伺え嬉しかったです。
また今後とも宜しくお願い致しますね。

受け継がれる技_e0150559_04993.jpg

そして今日は、つば甚さまにて開催されましたフードピア金沢主宰の
「金澤老舗よもやま話」の会に参加させて頂きました。
落雁で全国的に有名な金澤の老舗和菓子店諸江屋の会長さまより、
金澤の和菓子文化についてお勉強させて頂きました。
奥深い歴史的背景を知ることにより、
これからは尚のこと金澤の和菓子に敬意を抱いて頂きたいと想います。


受け継がれる技_e0150559_20184831.jpg

会長さまよりお話を伺った後は、ご一緒に月の間に移り、
魚鼓の音で、菓子懐石が始まりました。
禅宗寺院では、魚鼓の腹を木槌(きづち)で打ち鳴らし、食事の合図としたそうです。
めずらしい菓子椀で和菓子を頂いた後、お一人づつの御膳に、「福」と書いた和紙をかけた
お料理をお出し下さいました。
「点は、お福さんの笑窪なんですよ。」と女将がお話下さり、
皆で福が舞い込みそうねと歓びました。
春を告げる魚、白魚も今年初めて頂き嬉しかったです。

受け継がれる技_e0150559_2019660.jpg

そしてこちらは諸江屋さまより、お土産に頂戴したお菓子です。
初代藩主前田利家公好みや、関ヶ原の陣の戦勝祝に徳川公に御献上のお菓子など
当時の製法で作られた茜羊羹、墨型らくかん、寿せんべい、千代の梅という
貴重な四種類のお菓子を頂戴しました。
加賀のお殿様は菓子職人を手厚く保護し、
このようなお菓子を好んで召しあがってらしたのですね。
その技術が、現代に脈々と受け継がれ、金澤の和菓子が多くの人々に愛されていることは
とても素晴らしく、加賀の誇りでもありますね。
今日は皆様のおかげで、豊かな菓子文化について学ばせて頂きました。
本当にありがとうございました。


# by sourires | 2011-02-06 20:19 | 金澤

明るい陽射し

明るい陽射し_e0150559_23415232.jpg

先日は、記録的な大雪に見舞われた北陸地方ですが、
今日は朝から明るい陽射しが降り注いでおります。
鉄道や高速道路など、交通網に大きな影響を受けましたが、
少しづつ回復の兆しが見え、嬉しく思っております。
雪かきのことを、金澤では“雪すかし”と言うそうですが、
早く雪が解けて、屋根の上の雪すかしなど、これからは住民の皆様が、
どうか危険な目に合われることがありませんように・・・

明るい陽射し_e0150559_1451057.jpg

週末には、楽しみなお出掛けが待っています♪
皆様とカジュアルな装いの方が良いかなと相談し、
紬の御着物を着て、出掛けるつもりです。
帯締め、帯揚げはどれを合わせよう・・・と眺めては
和の色彩の魅力に浸っています☆

明るい陽射し_e0150559_1453414.jpg

こちらの着物には、同じ生地の羽織があるので、
そちらも羽織るつもりです♪
(正式なお茶席以外は室内でも羽織れますよね。)
帯締めの色合いは迷ったのですが・・・
年齢に合わせ濃いお色で引き締めたいと思います037.gif

明るい陽射し_e0150559_15184951.jpg

こちらの水引の帯留は、東京在住中お世話になっていた着付けの恩師でもある
割烹料理屋さんの女将さんから頂いたものです。
こちらの帯留を作られた先生にも何度かお目にかからせて頂いておりました。
先日も温かいお電話を頂きましたが、懇切丁寧に一生懸命教えて下さった
着付けの技術を忘れないよう、少しずつでも着る機会を増やしたいと思います。

お料理屋さんと水引・・・
偶然にも金澤において、同じく大切な出逢いを頂き、嬉しい限りです。


# by sourires | 2011-02-02 14:05 | 着物

源氏香

源氏香_e0150559_21233742.jpg


こちらは、広瀬先生がプレゼントして下さった加賀水引で作られた
オリジナルデザインの香入れです。
愛らしい籠の中に、練香や、香木を入れることが出来ます。
レッスンでは平安時代の香りの文化をお伝えする中で、
源氏物語のお話もさせて頂いていたので、
明石の君、朧月夜、紫の上、桐壷、藤壺、六条の御息所の6人の
源氏物語に登場する女性をイメージしてお作り下さいました。
六条の御息所など、「あさきゆめみし」を読み、
自分なりにイメージしていた女性に、それぞれが似合う色合いで、
その通りねと頷けました♪

源氏香_e0150559_21235838.jpg

和のアロマレッスンでは皆様に、インド・マイソール産の白檀と高知の柚子オイルを用いて
匂い袋をお作り頂いたのですが、広瀬先生は肌身離さず持って下さったそうで、
作品の制作中も、精神を整えるため、いつも香って下さっていたそうです。
少しくたくたになった、和紙を恥ずかしそうに見せて下さったのですが、
そんな風に、いつも傍において下さったと想うと、本当にありがたく思いました。
女将からも、大事なお客様に匂い袋の中身を、小分けしてプレゼントして下さり、
お客様が喜んで下さったお話を伺い、
自然の香りで心地良い瞬間を感じて下さった方々がいると想うと、とても嬉しいです。

皆様との想い出が詰まった雅な香入れ・・・
私の一生の宝物として、大切にしたいと思います。



# by sourires | 2011-01-28 21:24 | 日々の出来事