この週末は、歴史に彩られた金澤を堪能し、また感服するひと時を過ごさせて頂きました。
金澤は、知れば知るほど奥深く、魅力溢れる街ですね。
独自の文化を持ち、創造都市と言われる「金澤」について、
これからさらに学ばせて頂ければ・・・と思います。
土曜日は、水引作家の広瀬先生のギャラリーに伺わせて頂きました。
コロンと何とも愛らしいお雛様飾り・・・
お内裏様とお雛様は、仲良く何をお話しているのかな?
ひなの節句に飾られる手毬・・・
美しいグラデーションの花手毬は、はんなりした気持ちにさせてくれました。
ティーインストラクターでもある広瀬先生が、
お手製のフルーツケーキと紅茶(ルフナ)でおもてなし下さいました。
水引のトレイが普段の生活に溶け込み、豊かな彩りを添えています。
まさに先生がご提案されている「Wadern STYLE」和(Wa)とモダン(Modern)の融合
新しい「和」を感じる暮らしですね♪
広瀬先生、土曜日は愉しい一日をありがとうございました。
加賀象嵌についてもお話を伺え嬉しかったです。
また今後とも宜しくお願い致しますね。
そして今日は、つば甚さまにて開催されましたフードピア金沢主宰の
「金澤老舗よもやま話」の会に参加させて頂きました。
落雁で全国的に有名な金澤の老舗和菓子店諸江屋の会長さまより、
金澤の和菓子文化についてお勉強させて頂きました。
奥深い歴史的背景を知ることにより、
これからは尚のこと金澤の和菓子に敬意を抱いて頂きたいと想います。
会長さまよりお話を伺った後は、ご一緒に月の間に移り、
魚鼓の音で、菓子懐石が始まりました。
禅宗寺院では、魚鼓の腹を木槌(きづち)で打ち鳴らし、食事の合図としたそうです。
めずらしい菓子椀で和菓子を頂いた後、お一人づつの御膳に、「福」と書いた和紙をかけた
お料理をお出し下さいました。
「点は、お福さんの笑窪なんですよ。」と女将がお話下さり、
皆で福が舞い込みそうねと歓びました。
春を告げる魚、白魚も今年初めて頂き嬉しかったです。
そしてこちらは諸江屋さまより、お土産に頂戴したお菓子です。
初代藩主前田利家公好みや、関ヶ原の陣の戦勝祝に徳川公に御献上のお菓子など
当時の製法で作られた茜羊羹、墨型らくかん、寿せんべい、千代の梅という
貴重な四種類のお菓子を頂戴しました。
加賀のお殿様は菓子職人を手厚く保護し、
このようなお菓子を好んで召しあがってらしたのですね。
その技術が、現代に脈々と受け継がれ、金澤の和菓子が多くの人々に愛されていることは
とても素晴らしく、加賀の誇りでもありますね。
今日は皆様のおかげで、豊かな菓子文化について学ばせて頂きました。
本当にありがとうございました。
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by sourires
| 2011-02-06 20:19
| 金澤